2020年になり、小学校でプログラミング教育が必修化されましたね。
それに伴い、小学校低学年から受験できるロボットやプログラミングに関する検定がとても注目されています。
幼児用の教材にも、プログラミング教育を取り入れているものが増えてきました。
私も年中の息子と一緒に、できるものから少しずつ取り入れ始めています。
この記事では、小学校低学年から受験できるロボット・プログラミング検定のおすすめ4選について詳しくまとめました。
それぞれの試験内容や受験料も解説します。
Contents
小学校低学年で受験できるロボット・プログラミング検定の種類
小学校低学年のうちから受験できるロボット・プログラミング検定の中でも、チャレンジしやすい4つの検定を紹介します。
内容や難易度もちょっとずつ違うので、子供のレベルや興味とマッチした検定を選ぶと良さそうです。
- ロボット技術検定
- キッズプログラミング検定
- ジュニア・プログラミング検定
- ロボプロ検定
ロボット技術検定
「ロボット技術検定」は一般社団法人 ロボット技術検定機構が運営するレゴを教材に使った検定。
ロボットとプログラミングに関する知識・スキルを筆記と実技によって評価します。
自分が組み立てたレゴが動くなんて、ブロックが好きな子供は興味を持つこと間違いなしですね。
ロボット検定は、
- ロボット検定 for WeDo 2.0
- ロボット検定 for LEGO MINDSTORMS Education EV3
の2種類。
対象年齢や難易度、受験料などが異なり、どちらも教材は自分で使っているものを持参します。
公式サイトで過去問も購入できるので、始める前に到達目標を把握しやすいのがメリットです。
過去問があると、出題範囲から何を学習していけばいいのかイメージしやすいです。
ロボット検定 for WeDo 2.0は小学校低学年からを対象として、プログラミングやロボットを始めた子どもたちの学習成果を認定します。
WeDo 2.0のレゴ教材は5歳からが対象。
幼児期から実践的なプログラミングの勉強が始められる数少ない教材の1つです。
知識だけでなく実践力や応用力の育成を目指し、プログラミングやロボットに興味を持って学んでいる子供たちの到達目標になることを目的としています。
ロボット検定 for WeDo 2.0の受験料
級 | 受験料(税抜) |
---|---|
3級 | 2,800円 |
2級 | 3,800円 |
1級 | 4,800円 |
ロボット検定 for LEGO MINDSTORMS Education EV3は小学生、中学生、高校生以上が対象で、プログラミングやロボットに関するより実践的な問題が出題されます。
小学校低学年で受験するのはかなり難しいですが、レゴ WeDo 2.0をマスターした次のステップとなる検定です。
見た目だけでもかなり本格的!
さすがにこれを小学校低学年で作り上げるのは難しいですが、続けていけばこのレベルにも到達できる可能性があるということ。
超実践的で、ハイレベルな検定であることがわかります。
ロボット検定 for LEGO MINDSTORMS
Education EV3の受験料
級 | 受験料(税抜) |
---|---|
3級 | 3,150円 |
準2級 | 3,650円 |
2級 | 4,650円 |
準1級 | 5,650円 |
1級 | 6,650円 |
キッズプログラミング検定
「キッズプログラミング検定」は、株式会社サイバーエージェントが運営する小学生のみを対象にした、2019年スタートの新しい検定試験です。
受験できるのは小学生だけです。
ターゲットの幅が狭いので、小学生のレベルに合った知識やスキルの出題が特徴的です。
キッズプログラミング検定の受験料
級 | 受験料(税抜) |
---|---|
1〜10級 | 3,000円 |
受験者はScratchとQUREOの2種類からどちらか好きな方を1つ選んで受験します。
Scratchは米国マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発され、世界中に3000万人以上のユーザーがいるプログラミング学習ツール。
Scratchを使えば、自由にインタラクティブストーリーやゲーム、アニメーションを作ることができます。
8歳から16歳向けにデザインされているコンテンツで、Scratchは無償で提供されています。
プログラミングってどんなことをするの?っていうママは、自分でやってみるのもおすすめです。
QUREOはサイバーエージェントグループが開発する、オンラインでプログラミングを学ぶことのできる学習ツール。
小学生向けプログラミング教材で、ゲームづくりを通じて楽しく簡単にプログラミングの基礎を学ぶことができます。
キッズプログラミング検定を運営する会社が提供する、プログラミング学習のコンテンツです。
大手プログラミングスクールが作成した教材だけあって、子供にも分かりやすく、楽しくプログラミングが学べます。
QUREOは1ヶ月分相当の20レッスンまでは無料で利用できますが、それ以降は月額2,500円のプレミアムプランの契約が必要です。
ジュニア・プログラミング検定
「ジュニア・プログラミング検定」は、キッズプログラミング検定でも選択なScratchを使用してプログラミングスキルを測定します。
名前にこそ「ジュニア」とついていますが、大人から子供まで年齢制限がないので誰でも受験することができる検定です。
レベルはGold(1級)、Silver(2級)、Bronze(3級)、Entry(4級)の4段階あり、学習進度に合わせてチャレンジすることができます。
各級ごとのサンプル問題もあるので、今のレベルや到達目標が確認できます。
年齢制限がないので、親子で学んで一緒に受験するというのもおもしろいかな、と思っています。
級 | 受験料(税込) |
---|---|
Entry(4級) | 2,400円 |
Bronze(3級) | 2,800円 |
Silver(2級) | 2,800円 |
Gold(1級) | 3,000円 |
ロボプロ検定
ロボプロ検定は、株式会社アーテックのロボットプログラミングキット「アーテックロボ」を使用した検定です。
知識テストはオンライン上で行われ、ロボットやプログラミングの知識・技能の定着度を測定します。
レベルは初級向けのブロンズランクから、シルバー、ゴールド、プラチナと4段階。
現在はゴールドランクまで一部の教室で実装されており、プラチナランクも順次開設される予定です。
級 | 受験料(税込) |
---|---|
全ランク共通 | 2,200円 |
ロボット・プログラミング検定を受験するメリット
すっごく難しそうだし、小学校低学年でロボットやプログラミングの検定を受けさせるなんて早すぎるんじゃない?
いえいえ、そんなことはありません。
小学校低学年のうちからロボット・プログラミング検定をとると4つのメリットがあります。
- 子供に自信をつけさせられる
- 目標ができるので親子で頑張れる
- 習い事が遊びやムダにならない
- 進学や就職でアピールできる
子供に自信をつけさせられる
合格体験というのは、子供にとってとても大きな自信となります。
これまでの努力が「合格」という形で実を結ぶ体験を、幼いうちにできるのはとても貴重なことです。
自信を持っていろいろなことにチャレンジできれば、その後の人生でも大きなプラスになること間違いなし。
自転車の補助輪が外れた時のような、ちょっと大人になったような誇らしい気持ちを子供に体験させられることは大きなメリットだといえます。
目標ができるので親子で頑張れる
「検定に合格する」という目に見える形で目標を設定することで、目標を達成するために努力することを学ぶことができます。
また子供が目標を持って行動することを学べる以外に、親も子供の目標を応援し、支える練習にもなります。
目標を持って努力することは、親子どちらも今度いろいろなシーンで役立つ貴重な体験になります。
せっかくプログラミングを始めるのであれば、「検定合格」という具体的な目標を定めて取り組んだほうが成果も出やすくなります。
習い事が遊びやムダにならない
高い授業料を払って習い事をさせても、親の自己満や遊びの延長で終わってしまうととてももったいないですよね。
私もピアノや英会話習っていましたが、適当にやっていたので結局何も身になりませんでした。
今となっては、親は相当やきもきしただろうな…と思います。
将来そのスキルで食べていくほどまでは求めないまでも、ちょっとでいいから形として成果を残したいと考えてしまうのが親心(笑)
子供の「やるぞ!」という気持ちを刺激するためにも、ロボット・プログラミング検定の合格を目標にしてもらいましょう。
進学や就職でアピールできる
直接学校や就職先に関係ないスキルであっても、これまでの努力をアピールできるのが「合格」という言葉のパワーですね。
「習い事していました」と「○級持ってます」では、大きくイメージが変わります。
検定を受けるとなると、
- 受けようと思った理由
- 受けるまでの努力
- 合格してからの変化
などがストーリーとなるので、様々な場面でアピールに使えること間違いなしです。
小学校低学年から受験できるロボット・プログラミング検定まとめ
小学校低学年頃からでも受験できるロボット・プログラミング検定は意外とたくさんあり、それぞれ使用する教材やプログラミング言語も異なります。
子供の興味や年齢、長期的な目標によってもどれを受けたら良いのか悩むところではありますよね。
検定ごとに特色はありますが優劣はないので、まずはそれぞれの教材を子供と一緒に試してみて気に入ったものを選ぶのがおすすめです。
子供がやりたい!と思うものをやらせてあげることが、結果を出す1番の近道かな、と思います。
- ロボット技術検定
- キッズプログラミング検定
- ジュニア・プログラミング検定
- ロボプロ検定
- 子供に自信をつけさせられる
- 目標ができるので親子で頑張れる
- 習い事が遊びやムダにならない
- 進学や就職でアピールできる
先取りでプログラミング教育を導入したい場合には、
から始めてみるのがおすすめです。
それぞれの検定内容や必要な知識内容を十分理解して、子供の興味やレベルにあった検定に親子で一緒に挑戦してみてください。
コメントを残す